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2018年4月の23件の記事

2018/04/30

対抗



GWに入って夏日が続く
花粉もおさまりスッキリ


浮き浮き絶好の行楽日和


みなお出かけなのだろう
街はガランとして静かだ


公園もカラっぽだろうな

すると、おお誰かいる!


暑くたって負けないぞ!
とび跳ねて遊ぶ子供たち


よし、俺も負けないぞ!
やおら体動かすおっさん


汗ばんでちょいタンマ……
穏やかな休日の昼下がり


対抗



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2018/04/29

回帰



新緑萌える清々しい朝
鳥さんたちも早起きだ

ピッピッ、キュルルル
発声練習で始める一日


あ!……ホーーホケキョ
空にくっきり澄み渡る

まったく素の音なのに
JBLよりもいい音だ


美しい歌声にうっとり
連られてふとハミング


…………………………


このあと行った喫茶店
あ、my one & only love

確かにピアノのはずが
ウグイスに聴こえて……


帰り際にまた立ち寄る
ピッピッ、キュルルル


武蔵野の面影をのこす
近所の手つかず雑木林

この際だからそろそろ
一緒に住もうよと誘う


回帰



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2018/04/28

椋鳥



夫婦だろうか、2羽そろってあっちこっち仲良く食べ物を探しまわってる。


椋鳥



何の鳥だろうと思って調べてみたら、これがあの「椋鳥(ムクドリ)」だった。雛に与えるエサをこうして一緒に歩きまわって集める習性があるそうだ。


椋鳥

足がめんこい


…………………………


昔は害虫を駆除してくれるということで農村ではずいぶん重宝がられたそうだが、今では日が暮れると大群で街路樹などに集まってはギュルギュル鳴くから、全国各地で騒音問題になっていてずいぶん嫌われている。都市化が進んだせいなのか、可哀想に益鳥から害鳥へと評価は天から地に堕ちている。


ただ、このうるさく受け止められていたというのは今に始まったことではないらしい。江戸時代、集団で出稼ぎにやってくる地方の人たちを、やかましい田舎者だとして江戸っ子たちは「ムクドリ」と呼んでずいぶん蔑んで皮肉ったらしい。

「椋鳥と人に呼ばるる寒さかな」小林一茶(信濃出身)


…………………………


そういえば、確かに都会者は田舎者に冷たいところがある。経験者なら分かると思うが、その洗礼を受けてだいたいの人はまず一旦は怯んで貝になる。自分の言葉を隠す羽目にまでなったり、時には故郷に涙までしたり。なかには、それだけで里帰りしてしまった人も少なくない。不思議なのはそれが東北人に多くて、大阪人はそうでもないことだ。


ただ、そのまま弱気を続けてもいられないので持ち前のしぶとさで這い上がろうとする。そのうちに、多くの都会者は口で言うほどには大したことがないんだなというのがだんだん分かってくる。そう、ただただ優越感を保ちたいだけでそんな振る舞いをとっていることがほとんどだから、それに早く気づきさえすればなんのことはない、何も臆することなく十分負けずにやっていけるのだ。


…………………………


そういえば、今年も年度があらたまってもう1ヶ月が過ぎている。進学やら就職やらで洋々と都会へ出てきた若者たち、どうしているだろう。少しは慣れたか。負けずにやっていけてるか。言葉でヤラれてないか。


自分はといえば、15の時に函館で、18の時に東京で、やっぱりそんな目に遭った。まわりがずいぶんエラそうなのだ。どうしよう……(笑)


当時は真剣だったが今思えばなんともこそばゆくて微笑ましくもあるそうした通過儀礼、なんとかくぐり抜けてこられた。そのおかげか、今も幸いかな言葉を変えずに済んでいる(笑)


そう考えるとこのムクドリも、好き勝手な人の評価なんてものにいちいち一喜一憂したりせず、一切振りまわされることなく生き抜いてるのだから、これはずいぶんと逞しくてしぶといヤツってことになるんだよな、大したもんだわなぁ、……なんて想いを寄せながらしばらくその場で見入ってしまうのだった。だから、ちょっとだけ静かにしてね……あれ?


椋鳥

顔をよく見ると、キリッ!



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2018/04/27

中音



朝練はバッハときめている

最初は三声のフーガをやる
指を使っておツムを活性化


高~中~低、3つのパート
担当は、右手~両手~左手

それぞれくっきり独立させる
そのうえで全体を調和させる


が、言うは易しで行うは難し…

一見簡単そうでも奥が深くて
これでいいということがない


両手をまたぐ中音部がカギだ
高音部と低音部とをつなぐ役

絡む指がほどけなくなったり
調和の前に喧嘩になったり(笑)


なんだか特に今朝はもつれる
どうしてだかうまくいかない

よし!気分転換だ、外へ出る


すると……

………おお!これは!?


もしや、真ん中は韓国か!?
そういえばきょうは南北会談…


中音



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2018/04/26

戦後



池袋新文芸座の日本映画特集、今度はその4回目「白黒映画の美学」、おもしろそうなのでまた行ってきた。


◾「煙突の見える場所」昭和30年


監督は五所平之助、知らなかったが素晴らしかった。調べてみると1902年(明治35年)生まれ、一貫して市井の人たちを描く庶民派監督だったそうだ。


場所は東京足立区、荒川沿いの北千住。いわゆる下町だ。路地、バラック長屋、開渠下水、堤防土手、リヤカー、オート三輪、工場煙突、商店街、……

昭和30年といえば、戦後の復興もまだ途についてまもない頃。自分の故郷でも、物心ついた時はまだこうした雑然とではあるがどこか手触り感のある風景があちこちに残っていた。今みると余計な贅がなくてすべてがシンプル、家にも街にも人間の素(す)がそのまま現れていた。


そして登場人物は、足袋商人、競輪場売り子、街頭放送ウグイス譲、税吏役人、祈祷師、ラジオ修理屋、立ち飲み女給、……みな混乱のなかでも糧を得ながらなんとか暮らしている。この時代はサラリーマンはまだほんの少数だった。そして、戦争の傷を負って心ここにあらず、何も手につかないルンペンも少なくなかった。


高度成長が始まる前だから富もまだまだ隅々までは行き渡らない。食糧にしても育児にしても決してそうそう思うようにはいかないことばかり。そうした状況のなかで市井の人たちがなんとか自分を懸命に生きる。


…………………………


置かれた状況はさまざまで、引きずってきたものが違うからそれぞれで世の中の見えかたがまったく違っている。だいたいが、まず誰にも他人にかまっていけるような余裕がない。自分がその日を生きることで精一杯だ。そして仮にかまってみたとしても、安直に自分の立場だけから他人を見てああだこうだ言ってみてもどうにもならない。


毎日誰もが目にする街のシンボル、工場の高い4本の煙突。そのカットが折々で挿入される。見る方角によって3本に見えたり、2本に見えたり、1本に見えたり……居場所を変えてみた時に、初めてそれに気づいて「へえ?」と驚く人たち。そのくらい一人一人が千差万別だった。


こうしてバラバラになってしまったアナーキーな民心をなんとか束ねて、世の中を一括りに統合していこうと戦後になって突如として語られ出した理念、正義。……ただ、うるわしい言葉を紋切り型で言うだけなら誰にでも簡単にできる。肝心なのは実際に動くかどうか。そこまで言うなら有言実行、とにかく動いてみなければ何も変わらない意味がない。問題は、いくらそれがわかっていてもみんな日々の生活に追われていたこと。しかもそれがてんでバラバラだったこと。


そんな混沌のなかで、一口に世の中を変えるといっても果たして一人一人が何からどうしていけばいいというのだろう。……そんななか目の前に或る1つの出来事が起こる。誰のせいにもできない誰にも依存できないそのたった1つの出来事。雲の上の政治がどうだこうだ言う前に、そこの足下で人のすべてが試される。果たして、まわりの人たちはどうそれに関わっていけるのだろう、少しは繋がりを持って意見をまとめ対処していけるのか。


…………………………


敗戦の贈り物として天から降ってきた戦後民主主義、それをこうした草の根のありようから、コミカルなオブラートに包みながらやんわりとだが現実感覚として突きつけてくる映画。今ではそんな映画などそうそう見当たらないから、やはりこれも時代というものなのかもしれない。ただ、それから60年以上が過ぎた今も状況は何も変わっていないようにも見えてしまう。


戦後まもないさまざまな暮らしのリアルがフィルムに刻み付けられているこの古い映画、今となれば懐かしいことこのうえない。そうした記憶を呼び起こしてみるだけでも今一度軌跡を辿ってみるカンフルになる。ただ、懐かしいだけならそれだけだ。一方で時代を越えて今にも通ずる何か、そこに幸いかなあらためて再発見の気づきが得られたりもしたのだからやっぱり観てよかったと思える映画だった。


貧しくも惻陰の情で甲斐甲斐しく奮闘する妻役の「田中絹代」が素晴らしい。そして、若さゆえ新しい感覚でクール気丈に振る舞う下宿人の「高峰秀子」、家長として威張ろうとはするものの優柔不断で結局何も決められない夫役の「上原謙」、懐かしくも滅私奉公で独り自腹を切ってでもなんとか動きまわろうとする公務員役の「芥川比呂志」、……みんな今はもういないがまだ若々しい。だからなのか、まずとにかく映画づくりへの気概がびんびん伝わってくる。そして、それでいてやっぱり巧かったことに舌を巻く。


◾映画「煙突の見える場所」1953
https://movie.walkerplus.com/mv23470/


戦後

戦後



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2018/04/25

一過



今朝はけっこうな雨になった
9時をピークに30ミリほど


それでも今は前線も通り抜け
空も一気に明るくなってきた


きまって西から東に進む雨雲
目に見えて生きてるみたいだ


一過



昼からは一転、気温も上がり
ずいぶん蒸し暑くなるという


園庭にはあちこちに水溜まり
いつもの元気な歓声は響くか…


一過



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2018/04/23

笑声



バス停の近くを通りかかると
おっと、ずいぶんと賑やかだ


どうやらお喋りに夢中らしい
え~ほんと~!アハハオホホ


朝からみな一緒に愉しそうだ
週明けで話も尽きないらしい



笑声



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2018/04/22

幻聴



「………夏~は来ぬ~♪」

思わず歌ってみたくなる
きょうはとうとう30℃


喫茶店も遂にきのうから
エアコンで冷房を始めた

境界をさまようばかりで
なかなかついていけない


空だってそれに木だって
もうすっかりこんな色だ

強烈な紫外線を浴びると
なんだか朦朧としてくる


それにしても静か過ぎる
あ、蝉の合唱!?……違った


幻聴



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2018/04/21

内気



おお!可愛らしい

今年も来たんだな


内気



「おはよう!」

「…………………」


あれ?顔も上げない


そうか、そういえば

恥ずかしがり屋さんだった


びっくりしたかもしれない ff

少し近寄って今度は小声に pp


「いいんだいいんだ、またよろしく」

それだけ伝えてその場を離れる


すると、背後から微かに pppp

「………ヨロシク……」


内気



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2018/04/19

指導



これはなんだろう、珍しい形だ

わからないまま通り過ぎる


指導



4日後、また通りかかると

それがなんと……


指導



あれ?………

そうか、まだ開花前の姿だったのか


と、何か聞こえる……


「少しは待ってくださいね」

あ!ハイ、……



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2018/04/18

天気



夕べから雨が降り続けてる
まとまった雨は久しぶりだ

乾燥続きには有難いのだが
しかしこれがえらく冷たい

もう半袖だなと思ったのに
みんなまた冬服に逆戻りだ


ラジオも盛んに呼びかけて
厚手のコートを奨めている

自分もいま上は4枚重ね着
ももひきも引っ張り出した

こんな時お年寄りは大変だ
気を抜くとすぐ体調を崩す


…………………………


やっぱり天気には敵わない
ただ右往左往するばかりだ

極端から極端にぶれまくり
気紛れでも諦めるしかない


強がってても身は守れない
なんとか適応するしかない

長い歴史のなか無力な人間
そうやって生き延びてきた


あれ!?なんだろう思い出した

そういえば今の日本の外交…
お天気屋さんが2人もいる!


天気



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2018/04/16

始動



季節はずれの陽気が続いたせいか
色々な花が次から次と咲き出した


形もしっかりそして色もくっきり
それぞれが個性的な姿をお披露目


シャイなようでどこか誇らしげだ
入社式にのぞむ新入社員みたいだ


ということで態勢を整え準備完了
あとは風になびく、蜂さんを待つ


新陳代謝 世代交代 リフレッシュ
心機一転それぞれ一斉に動き出す


迎える春本番、また一年が始まる
巡るリピート、飽きもせず心踊る


始動

始動

始動

始動



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2018/04/14

高速



半月でこれだ、凄いスピード


確かに初夏並みの気温が続く
1ヶ月は飛び越えてるらしい


なんだこのせっかちな超高速
だいたい♪=1200ってとこか


ほんと地球が狂い出したかも
そのうち1日4回転の時代…



でもテンポにみなついていく
凄いな適応力、大したもんだ


……あれ?ほれ、あんたもだよ
乗り遅れたら生きてけないよ


いえいえ先へ行って下さいな
どうぞこっちにはお構いなく


さてまた弾こうっとバラード
え~とテンポは……♪=10だな



3/29 高速


4/13
高速



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2018/04/13

鉄道



農地、水路、道路、鉄道、電力、…広大で過酷な北海道の大地にインフラを築き上げてきた先人たち、その偉業には頭が下がる。


いまJR北海道は、この先人たちがなんとか張り巡らしてきた鉄路、その営業を続けていくことの困難に直面しているという。

閉山が相次いだあの炭鉱のことがダブってしまう。やはり開拓の国策として始まって、その後百年で使い捨ての運命となった。


…………………………


この駅も少なくとも昭和40年代まではさまざまな人たちでごった返していて、親父の世代は愛着を込めて停車場と呼んでいた。

出征復員、そして進学就職、転勤……、駅は人が集まって情を交わすいわば町の大事な拠り所だった。自分も想い出は尽きない。


町民こぞって開業を祝いそんな歴史を刻んできたこの駅。それが僅か百年あまりでこの有り様。なんとも儚さを感じてしまう。


鉄道


…………………………


一方でとどまることのないモータリゼーション、この寂しい駅と裏腹に郊外に切替えられたバイパス国道にはクルマが行き交う。


乗る人が少なくなれば料金は高くなる、安全コストもかけにくくなる、事故も増えて信用が落ちる、従業員の士気も低下する。

独占ゆえのサービスのよくなさに加えてさらにこんなことが重なれば当然人はますます乗らなくなる、負の連鎖が止まらない。


この列車も高速振り子特急として鳴り物入りでデビューしたが、事故が重なってからは安全を優先しスピードを落としている。

それでも有難いことに毎日14本、往復28本も停まってくれるが、この時ホームから乗り込んだのは自分も含め2人きりだった。


…………………………


そして今この路線に沿った山側では新幹線工事が進んでいて新駅もできる。ますますこの駅は利用されなくなるかもしれない。

時にクルマ、時に在来線、時に新幹線、……理想だがよほど個人や社会に余力がない限りあれもこれもというわけにはいかない。


実際、道内ではローカル線はどんどん廃止の方向に舵を切り出してるから、一旦動き出したこの流れは止められないのだろう。


札幌と函館を結んで多くの人の想いを乗せてきた大動脈、これもいずれバス転換で廃止なんてことにならないよう願うのみだ。

自分にできることといえば、年に数回でも帰省のたびにバスでなく、割高でも遅くなったこの振り子特急に乗ることくらいだ。


◾<JR北海道・鉄路半減の未来>#6
人口減少時代の公共交通① 2018年3月24日放送
https://youtu.be/TQPYeqYA1CU


鉄道



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2018/04/12

触手



初夏並みの陽気に勢いが止まらない


ぐいぐい手を伸ばす


触手



これもだ、ぐんぐん

天まで届けと競争だ


触手



でも少し伸びやかすぎる

こっちの手が届かない(笑)



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2018/04/11

保育



命を預かる保育士さん、ほんと大変な仕事だ
合わない待遇に人手不足は相当深刻だという


とうとうそれで閉園するところまで出てきた
待機児童がわんさか溢れているというのに…


…………………………


それでもこうして頑張ってくれてる人がいる


日課のお散歩も手を引いて辛抱強く付き添う
遊べる園庭までもてないという保育園は多い


ビュンビュン走り抜けるクルマを避けて歩く
よちよちだらだら危なければ身を挺して守る



そして行き交う人に「こんにちわ」挨拶まで
見知らぬ人への挨拶なんて今どきめずらしい


物騒な時代だから機先を制してのことなのか
一緒にこの子らを見守ってくださいねなのか


何かぼんやりとだが伝わってくるものがある
そんなときはご苦労様と返すことにしている


そのやりとりを子供たちがジッと眺めている


保育



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2018/04/09

光陰



こうして一週間をおいて見ると
スピードの速さに初めて気づく


【サクラ】


4/1
着々


4/7
着々



終わった花でも、始まる花でも
一歩一歩自分の道を進むらしい


なんとなく通り過ぎる一日一日
命の移ろいは思った以上に早い


……なんて感慨に耽っていたら
ピカピカの1年生が通り過ぎた

人生最初の授業を終えたらしい


【ハナミズキ】


4/2
着々


4/9



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2018/04/07

柔軟



これはモクレン、赤紫が鮮やかだ
あちこちで目にするようになった


柔軟



か細い枝に大柄な花を分散させて
ポッポッ、何やら浮かんで見える

風に抗わずそよそよ揺られながら
伸び伸びと空を見上げて春を喜ぶ


近づいてよく耳を澄ましてみると
微かに愉しげなハミングまで♪……


柔軟



花言葉を調べてみたら「持続性」
なんと一億年の歴史があるという


蓮に似ているから「木蓮」らしい
そういえば蓮も水に浮かんでいる


水にプカプカ、空にふわふわ……
どっちも頑なではなくしなやかだ

抗わず飲み込まれずフレキシブル
そのほうが強く生き抜けるらしい


なるほど確かに人でも世の中でも
こだわり過ぎて硬直すると短命だ


なにがいいのかわるいのか……

よし!今からでも木蓮のように……

ムリか(笑)


柔軟



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2018/04/05

返礼



卒業式の次は入学式のシーズンだ
そのせいか街もウキウキしている

おお、これもなんだろう初々しい
ピカピカの1年生か、聞いてみる


…………………………


新入生なの?

ーそうよ
お姉ちゃんが卒業で
今度はわたしの番なの


お姉ちゃんて?

ーあら、サクラ姉ちゃんよ
血は繋がってないけどね


繋がってない?

ーそうよ
わたしアメリカから来たの
日本がサクラを贈ってくれた
そのお返しで来たんだって


あ、それで咲く順番もそうなの?

ーそう
サクラが舞うまでは待ちなさいね
そこは守ってねって言われてるから


誰から?

ーママよ
ママはお婆ちゃんから
お婆ちゃんは大統領からだって


へえ、アメリカって律儀だったんだ!?

ー昔はまだね


エラいね、ずっと守ってるのって

ーまあね
おじさんはそれ知らなかったの?


え?……ま、まあ、歌は知ってるんだけど

ー歌があるの?どんなの?


ちょっと待ってよ、いま聞かせる
そうだ、教えてくれたお礼だな
え~と、確かYouTubeに……


◾ハナミズキ
https://youtu.be/TngUo1gDNOg


返礼



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2018/04/04

道端



今は5時には目が覚める
そして6時には家を出る

すると朝の風景が愉しい


道端の見るもの見るもの
何もかもがsmileしてくる


それならとこっちも挨拶
ゆっくり立ち話もしたり

なんだか爽やかな気分だ
世の中こんな明るいとは…


…………………………


なんでだろうと思ったら
以前なら眠りにつく時間


お陽さまも眩しくて苦手
この世界を知らなかった

昼間に歩いてたとしても
道端の花は見えなかった


それが、あんな夜光虫も
今はすっかり夜が怖い(笑)


…………………………


日和見と蔑んだ当の自分が
まさかその道に入ろうとは

darkside→ lightside
転向で偏屈も少し素直に…


でも正反対の経験はよかった
有難みがより深く突き刺さる


道端

道端

道端

道端



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2018/04/03

同期



あれだけ一面のピンクだったのが
みるみるとグリーンになっていく

この攻防、結果は分かっていても
一体どのくらい時間をかけるのか


見ていたいグラデーションの行方
プロセスを一緒に体感したくなる

小屋でも建てて観察しようか(笑)


…………………………


何につけてもこうした移り変わり
そのうごめく様が一番おもしろい

季節、地形、生態……自然の営み
政治、経済、歴史……人の営み


止まったものよりは動いてるもの
赤ん坊ですらそっちに興味をもつ

動くおもちゃを無心に追いかける
もし止まれば手で動かそうとする


ほんと不思議だ、どうしてだろう


…………………………


秘密はどうやら時間にありそうだ


時の流れに従って万物は流転する
そこでは何一つ止まるものはない


なのに人はたまに時を止めたがる
ピークを知るとそれを守りたがる

なぜか大人になってきてそうなる
赤ん坊の時はそんなことなかった


流れに自分を重ねようとするのは
自分もその一部と実は知っていて

ムダに抗うのはもうやめにしたい
元に戻って時間に同期していたい

そんな本能が働くのかもしれない


もしそうなら、さてそのシンクロ
どこまで季節に溶け込めるだろう


同期

同期



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2018/04/02

接点



ベビーカーを押しながらの買い物
近所にはこうした親子連れが多い

自然もあり街にゆとりがあるから
子供ものびのびと暮らせるようだ


そして保育園もたくさんあるから
都内より子育てがしやすいらしい

実際、近所に保育園幼稚園は5つ
チビッ子が街を明るくしてくれる


…………………………


子供たちのなかには外国人も多い
なかでも目立つのは中国からの人


この仲睦まじい親子もそのようだ
会話が聞こえてきて初めて分かる

外見は日本人と見分けがつかない
そんなときには近いんだなと思う


一方でほとんど日本語は話さない
話しかけても片言「わからない」

仲間と暮らすから問題ないらしい
そんなときには遠いんだなと思う


…………………………


隣人でも近くて遠い不思議な関係

隋とか唐の時代からの付き合いだ
いやいや、卑弥呼の時代からか…

稲作、文字、制度、仏教、技術、
どんな事情かさまざま取り入れる


身近に次々とやって来た渡来人…
今に始まったことではないらしい

言葉も作法も文化も通じない中で
混乱は今の比ではなかったはずだ

そう考えてみると、昔の人たちは
ずいぶんエラかったんだなと思う


そして、忘れてならないあの大戦
終戦73年経ってまだ引きずってる

そんななか、朝鮮半島をめぐって
また何やら慌ただしくなってきた


…………………………


さまざまな歴史があったにしても
実際に目の前にその人たちがいる

お互いの言葉を知るようになれば
少しやりとりできるのだろうけど


ただ、ほかにもまだまだたくさん
南アジア、中東、南米、アフリカ…

工場、コンビニ、居酒屋で働く人
専門学校、日本語学校で学ぶ人…

いまやこの関東は人種のるつぼだ
つくづく時代は変わったなと思う


ほんと現実になってる国際化だが
こんなたくさんの言葉を全部は…

なんてことが頭をよぎっていたら
キャアキャア、声が聴こえてきた

言葉は全然チンプンカンプンだが
やっぱり桜を見ると嬉しいらしい


接点



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2018/04/01

循環



きょうから4月。入学、進級、就職、転勤、…何もかもが始まりの季節。


例年ならこれらを祝うかのようにまさに今が桜のピークのはずだった。

それが今年はなんだろう1週間も早く開花してもう終わってしまった。


3/21 咲き始める

循環


3/27 満開

循環


3/30 散り始める

循環



満開はせいぜい3日間だ。輝きのピークはほんとに短い。

そして葉桜になるや、人は嘘のように目もくれなくなる。


ただ、その儚げなところにこそ日本人は美を感じてきた。

上昇期~最盛期~下降期、止まらない時間、無常の循環…


…………………………


この下降の姿は人も例外でない。そしていろんな捉え方がある


①なんとかして他人には晒さずに身を隠したいという人

②見られるならそれはそれで構わないという自然体の人

③最近はアンチエイジングしたうえで見て見てという人


人それぞれだが、いったいどれが一番理に叶っているんだろう?


自分はといえば、伝統に抗っていけるほどには強くはなさそうだ

そして最近は特に、力むのはカッコ悪いと思うようになっている


であれば、難しいだろうがやっぱり余計な力はなるべく抜いていきたい

それで流れに身を任せられるならそれが一番いい、このサクラのように


…………………………


というわけで、心新たにリセット、これからのスタートとなるこのウキウキ4月の始めに、なにやらエンディングの話になってしまった。

まあ、「会うは別れの始め」と言うし、「エンディングはスタートの始め」と言うし(これはオリジナル(笑))、この世界はすべからく絶えることのない循環なのだから、これでよしとさせていただくということで……



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