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2017年7月の29件の記事

2017/07/31

回春



おお、これは懐しい……


あれは四畳半で大音量
隣室に怒鳴られながら
擦りきれるまで聴いた

えらくカッコよかった
4人でこんなことまで
音楽の自由さに驚いた


…………………………


こんなのジャズかよと
仲間内では酷評だらけ

が、パーッと広がる音
閉塞しない伸びやかさ
連れられていく解放感


思えば曲がり角だった


ジャンルなど関係なし
合うのだから仕方ない
日がな何度でも聴いた

おまえは裏切り者かと
バカ呼ばわりされたが
聴くのはやめなかった

そういえばひとりだけ
同調者がいて救われた


…………………………


クレジットを見てみる
録音1975年とある

するとそれから42年!?
嘘みたいだが本当らしい


当時は食うや食わず
なけなしの金で買う
当たると嬉しかった


それが

あれ?今はどこだろ?
探すが見当たらない……

あの時の断捨離か
ドサクサだったし……

……バカなことをした


…………………………


飢えない代償の働きづめ

食えることで忘れた渇望
いつしか離れていった音


いやあ、ごめんなさい
あらためて聴いてみる

するとどうだろう……
なぜか分からないが
まるで色褪せてない

あのときと同じ
ビンビン伝わる


向こうは何も変わらない
……こっちが戻れただけか



◾Kenny Wheeler「Smatter」
https://m.youtube.com/watch?v=myKkvyOxYXA


回春



Kenny Wheeler「Gnu High」(ECM)より

Kenny Wheeler (fluegelhorn)
Keith Jarrett (piano)
Dave Holland (bass)
Jack DeJohnette (drums)
Recorded June 1975



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2017/07/30

記憶



用事があり中央線で阿佐ヶ谷まで

そのむかし初めて東京に出た頃は
ここの叔母に随分と世話になった


駅南口にあるウネウネ続く商店街
虚ろだがここも歩いたような……


並ぶ店がなにやら作業をしていた

七夕の飾りつけを始めてるらしい
ここでは七夕は旧暦8月のようだ


…………………………


すると、おっと!思い出した


友達のアパートを訪ねたときのこと
たしかこの商店街の奥のほうだった

やっぱり色とりどり綺麗な飾りつけ
そのなかを暑い暑いと一緒に歩いた


そうか、あれも七夕まつりだったか
あれからずっと続いてるってことか

こうして同じ時に遭遇するのだから
つくづく縁とは不思議なものらしい


記憶


…………………………


数えてみたらそれからなんと40年

気づけば次々と新しい世代が誕生
いま歩いてる若者はいなかったし(笑)


そして
きょうはこれから甥っ子のところ
会うのは生まれたばかりの赤ん坊


…………………………


すると、おっと!また思い出した


叔母のところに行ったあのときも
従妹が生まれてまだまもなかった

よちよちあやしてあげたその従妹
今では2人の娘を育てあげている


いやはや時が経つのは本当に早い

こうして折につけふと現れる記憶
忘れてた歳月を容赦なく蘇らせる

それも、久々に昔の土地に戻ると
なおさらそう感じるものらしい…


記憶



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2017/07/29

発見



サルスベリ


赤だとばかり思ってたら

ピンクをみつけた


発見



で、白もみつけた


発見



……ほんと色々なんだな


街のそこかしこで見つけた

……歩いてみるものだな


ただ見過ごしてただけかも

……気にしてみるものだな






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2017/07/27

夏音



よく匂いの記憶は消えないという
しかし、音だって負けちゃいない


この音が聞こえだすと夏真っ盛り

山、川、バッタ捕り、魚釣り、……
そんな風景が一気に蘇らせられる


…………………………


ただこの音、今はこのくらいだが
これからどんどんクレッシェンド

世界がその音一色になってしまう
そうなると何も手につかなくなる

気がそれて何度イラついたことか
若い頃は怒鳴り返してみたり(笑)


それが今では、まあそれもいいさ
なんて思えるようになってる(笑)

向こうにだって都合があるんだし
それはそれでなければ寂しいし…


よけいな邪念がなくなったからか
諦めてそのまんま受け容れられる

ほんと不思議だが、ひょっとして
また子供に戻ったのかもしれない


…………………………


それはそうと
この鳩さんたちはどうなんだろう

なにやら落ち着きなく見えるのは
日常を乱されて心穏やかならずか


馴れるまで辛抱し続けるだろうか
それともどこかに逃げるだろうか


はたまた

おいお前ら!闘いを挑むだろうか

いや、やっぱりそこは平和の使者
イメージを崩すわけにはいかない

ならば、徒党を組んで役所に……?

余談だが
鳩さんではないが何度も凄まれた(笑)


…………………………


環境というのはいつでも千変万化だ
今をそのまま続けたくっても難しい

誰かのせいでそうなったというなら
自分も無意識に誰かにそうしてたり


そう考えると、つべこべ言ってる暇があるくらいなら
お互いなんとか適応の道を探っていくしかなさそうだ

「平和!」……言うは易し行うは難し


↓ダウンロードとありますがクリックすると動画です(10秒)

「Video_Zip_20170722_224853.mp4」をダウンロード


Img_20170723_074416_292_3



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2017/07/26

逡巡



さよならして北に向かった梅雨前線


いつもはそのまま消えるはずなのに
それがなんとまた南下、戻ってきた


可哀想に、帰るところがないのか……


逡巡



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2017/07/25

界面



界面



函館の道すがらでみつけたサービス精神、そのことを考えていたら
花を出して道行く人を愉しませるあの下町路地のことを思い出した


プライベートな家とパブリックな道、接していながら背を向けがち
そのふたつをあえて繋いで、境い目こそをワクワクおもしろくする


…………………………


裕福でなくともみな当たり前にそうして暮らしに彩りを添えてきた
年1回だけイベントで張り切る「いいふりこき」は長続きはしない
よそゆきの顔ではなく普段着、自分が愉しむことが人も愉しませる


それだけで、いやそれだから誰もがホッコリにっこりできてしまう
そして朝の清掃、夕方の水まき、これも誰に言われるでもなくやる


…………………………


これこそ「ストリート」の心、原型だったのではと思ったりもする
今では通り過ぎるだけの機能一辺倒に成り下がってしまった「道」


でも、もともと「道」はそれだけでなくていろんな顔をもっていた
出会って立ち話する、子供がみなで一緒に遊ぶ、縁台で将棋をさす……


だからこそ、みなでその場を大切にし居心地のいいものにしてきた
「道」は我が物でもなければ役所の物でもなく、自分達の物だった


界面



「公」と「私」の交点、絡み合うリズム、ぶつかり溶け合うハーモニー

「内」が滲みだして「外」と出くわし、繋がり重なるインターフェイス

いつの世も、エネルギーは異なるものどうしの境界で生まれるらしい


界面



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2017/07/24

老幼



オハヨウではじまる街は清々しい朝

これからと、そしてこれまでと

端っこどうし、繋がって輪になった


老幼



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2017/07/23

木陰



容赦なく太陽が照りつける


みな日陰をさがして隠れる


木陰



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2017/07/22

暑中



梅雨が明けて紫陽花も消えた


春からあれだけ色づいた花々
途切れることのない百花繚乱

街を次から次と彩っていたが
最近はあんまり見なくなった


そりゃそうかこんな暑さだも
それに日照り続きの水不足だ


そう思いながら歩いていたら


お、遠くに何か咲いてるぞ
目を見張るような明るい色


誘われるように足を運ぶ


おお、サルスベリだ


この暑いときに……
しかもこんな混み合って……


暑中



やんや、ほんとごくろうさま

暑いけどがんばってください


いや
こっちも負けてられないか……


暑中



※サルスベリ

すべすべした幹で、猿が登ろうとしても滑ってしまいそうなのでこの名がついたという(実際には簡単に登ってしまうそうだ)。ほかに百日紅(ヒャクジツコウ)ともいうが、これは夏の盛りに長い間咲き続けることからきているらしい。



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2017/07/21

技術



朝3時、目が覚めて窓の外を見る


すると、お月さまがくっきり

三日月だ


それと、近くにキラキラ

これは金星かな


あんまり綺麗なので、パチッ!


が、写真にすると冴えない

まさに「絵にも描けない美しさ」


…………………………


この「絵にも描けない美しさ」


考えてみると

昔は景色を人に伝えるときも絵に描いてそうしたのか

いやはや大変だったのだな

しかも、それを見せに行く手間と時間……


それに比べりゃ、今ならその場でパチッ!

写真に撮ってすぐにボタン一発、ポン!

瞬時のうちに世界中へ送信できてしまう

隔世の感、ずいぶん便利になったものだ


…………………………


ただ、いくらその写真でも

やっぱり、そのものの美しさには追いつかない

どんなに技術が進んでも、本物にはかなわない


とすれば

「絵にも描けない美しさ」というこの言いかたも

今なら「スマホにも撮れない美しさ」なんてことになるのか……


でも、これだとなんだか味気ない

………いや、馴れてないだけか


子供たちはどうだろう

もしや、もうとっくにそうなってるのかもしれない

いや、これはほんといつか聞いてみなければならぬ


技術



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2017/07/20

茶目 (2)



函館人のお茶目、サービス精神……



これは花屋のショーウインドウ

なぜかフリフリ人形、大挙勢揃い!


茶目 (2)



涼しげにみんなでフリフリ踊って

……ひととき暑さを忘れる



よく見ると、あ、フラダンスも!

すると………あれ?後ろで見てる人!?


茶目 (2)



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2017/07/19

茶目 (1)



灼熱の函館、道すがらこんなのに出くわして顔がほころんだ

ほんのり茶目っ気ユーモア、海をはさんだ津軽にも似てたり


…………………………


これは函館山の山裾の家


何だろ、何か書いてある


茶目 (1)



………字が読めるらしい!?



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2017/07/18

時間



駅前~おもいでの夏



「市電と少年」

時間



小2で初めてひとりで乗った
………均一25円だった(笑)


…………………………


「函館の妖精~夏」

時間



棒二デパート前に佇む少女
何か想い出そうとしている



デパートといえば彩華も和光も閉店

残るはこの老舗の棒二森屋だけ……


むかし屋上に観覧車があって乗った

海が見えてハシャいだ記憶がある



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2017/07/17

豪雨



ゆうべは突如ドシャ降りの雨に見舞われた。

7時ころに雷が鳴ったかと思ったら、急にざわざわと強風が吹き始めてアッというまに豪雨、街が一瞬でかすんでしまった。竜巻注意報が出たこともあり一瞬身構えた。


その雨雲、レーダーを見ていたら、秩父→所沢→浦和→越谷→足立区へと東進、1時間ほどで一気に駆け抜けていった。

さいわい雨はものの15分ほどで結局10ミリで済んだが、これがもし居座り続けていたとしたらゾッとする。山陰、九州、北海道、……あちこちが100ミリもの急襲を受けている。


豪雨



そして今朝、晴れやかな青空のなかを6時に家を出て駅に着いたとたん、また突如のドシャ降り!前が見えないくらいに音をたてて降った。と思ったら5分ほどで嘘のように止んだ。


やれやれまったく予報はあてにならない。というか、この時期の空というのはえらく不安定で、雨雲ってやつはいつどこで湧き出すかまったく見当がつかないらしい。それにしても、ほんとに日本の空はどうなってしまったのだろう。


豪雨





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2017/07/16

次々



空で想ったことだからこれがほんとの「空想」か(笑)


ということで、あわただしく羽田へブーン✈️

すると

飛行機の窓、あんまり眩しすぎだ
それにどうにも暑くてかなわない

ところが

どこを探してもブラインドがない!
あれ?どうすりゃいいんだこれは?


すると

下のほうにこんなものが


次々



どうやらこれで調節するらしい
よくみるとこれが五段階切替え


やってみる


これが、明るいMAX


次々



で、これが暗いMAX


次々



へえ、スゴいもんだなや
ひょっとして液晶技術ってやつか

ただ、すこし変化に時間がかかる


どうなってるんだろう?
好奇心に駆られて何度も試してみる


と、アッというまに着陸体制(笑)


…………………………


これでコスト安ならたいしたもんだ
でも、子供みたいに遊ぶ人もいるし(笑)


それにしてもこの手のイノベーション
次から次へと、ついていくのも大変だ

せっかくおぼえたと思ったら、ハイ、また次だ
お年寄りまごまご、卑屈にならなければいいが


なんだかムリヤリの趣味的な感じがしないでもない
いや、ほんとに必要あるならついていきますけど…



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2017/07/15

函館



外人墓地の近くでみつけた建物

こじんまりとした木のぬくもり
淡いピンクが柔らかくやさしい


開港で西洋の文化が入った函館
今でもたまにこんな家に出会う

青い海、青い空、開放の風、……
そこに無理なく調和する佇まい


函館




思えば母校の校舎もそうだった
やっぱり自由で伸びやかだった


制服もなければ干渉もされない
進路指導もなし勝手にすれば(笑)


その代わりにすべては自分次第
…やれば何かできそうな気がした


函館



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2017/07/14

相合



フウフウ老夫婦、その麗しさといったら……


相合



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2017/07/13

墓参



蒸し暑さのなか、朝早くから山の麓には人が繰り出す


墓参



また1年が過ぎてしまった……時が経つのはほんと早い

こうしていずれは記憶だって消え失せていくのだろう


墓参



すると、まだ忘れずにいられるのは奇跡にも思えてくる

掌を合わせているうちにつらつらとそんなことが巡った


じゃまた来るわ、そう言って後にする函館は迎え盆の朝


墓参



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2017/07/12

避暑



連日の猛暑、もうやってらんない

ということで北へ脱出、ブーン✈️


避暑



窓の外は……………見事な羽根(笑)


避暑



降り立った函館、これがビックリ!
気温30℃、なんと湿度が85%!

ガクッ、なにも変わらんじゃん


なんだ、このむんむんムレムレは
まわりの海水が蒸発してるのか?

舐めてみる
やっぱりだ!しょっぱい!
いや、これは自分の汗か……(笑)


避暑


…………………………


それにしても前はこうでなかった
道東、道北ではもっと暑いらしい
やっぱり地球に何かあるのだな……


いや、愚痴を言っても始まらない

がんばって歩かねば
よし!気合いを入れ直す


すると
今度は駅までのこのアプローチ

やたら遠い!街から離れすぎだ
なんだこのだだっ広さは……


いや、愚痴を言っても……

がんばって歩かねば
避暑なんて忘れよう

はあ、ひいこら、ブツブツ……(笑)


避暑



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2017/07/10

朦朧



連日の35℃ごえ、もう脳ミソが沸騰しそうだ

よたよた、それでもなんとか足引きずって歩く


すると

あ、ニャンコだ


な、なんだ、どした!?

熱中症か!?危険ドラッグか!?


朦朧



心配だ、近寄って声をかける……


朦朧



「もしもし……大丈夫ですか?」


すると

「ニャーゴ、いい夢みてたのに……」


朦朧



「あら、こりゃまた失礼!」

ふう、よかった……


そしたら

「あんたも一緒にどうニャン?」

「………いいっすね」


「そしたらこっち来て、ほれ」

「………それじゃあ」


…………………………


しばらくすると救急車のサイレン

で、うっすら声が聞こえてきた


「もしもし!……大丈夫ですか?」



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2017/07/09

熟音



アルヴィン・リー、50代になってからのブルース


はてもしやこれは人の声か、息遣いが聴こえてくる

そっと微妙なアヤをギターに乗せてゾクゾクさせる


そして抑えてたパッションがじき解き放たれていく

ありふれた進行をありふれたまま真っ直ぐ突き進む



聴いてるうち愚直だった四畳半の下宿が蘇ってきた

キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、クリーム…

そこからスティングにまで繋がったイギリスの憂鬱


冷徹で不透明、鬱屈としたモヤの中を探し物に出る

だからか、飾らずこねくりまわさずストレート一本


静かなモノトーン映像がかえって熱さを呼び覚ます


◾「The Bluest Blues」Alvin Lee(1994)
https://www.youtube.com/watch?v=3lz3px4dTU8&sns=em


熟音

熟音



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2017/07/08

納涼



9時現在、気温30℃、湿度70%

7時に家を出た時からもう蒸し風呂


予報では35℃をこえそうとのこと


行きたかったが倒れそうなので断念

というわけでバーチャル納涼に変更


ちなみに、写真の日付を見てみる……

すると、おっともう3年も経ってる!


朝顔市(台東区入谷)

納涼


早朝下町セッション

納涼



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2017/07/07

天災



九州の豪雨災害、大変なことになってる。まだ救出が終わらない。
そしてこの雨、まだ続きそうだというからどうにもやりきれない。


自然の猛威、鎮まってもらうにはもう掌を合わせるしかないのか。
とにかく、もうこれ以上被害が拡大しないことを祈るばかりだ。


…………………………


思えば昭和56年、札幌は2度の大雨で未曾有の大水害に見舞われた。


石山・藤野などの山側では道路が急流と化し巨岩が転がってきた。

北の沢などの傾斜地では長雨で緩んだ土砂が崩れて家が壊された。

真駒内では護岸がえぐられマンションの基礎に迫って危なかった。

茨戸・米里などの低地帯は一気に湖と化して救出ボートを出した。


そしてあの豊平川もほんのもう少しのところで溢れそうになった。
平和な河川敷が荒れ狂う赤茶けた大量の猛速濁流、堤防が揺れた。


ちょうど河川の仕事をしていた関係で徹夜で市内を駆けめぐった。
そして市内約百ヶ所、あちこちの復旧に3年以上の歳月を要した。


…………………………


水はほんと怖ろしい。どうにもならず圧倒されるばかりだ。
そしていつどこで出くわすかわからないから防ぎようがない。
これでもかこれでもかと人間がいかに非力か痛感させられる。


確かにこの国土を空から見れば、ほとんどが山なのがわかる。
谷、盆地、平野……そのわずかな隙間に人がへばりついている。
せいぜいそういうところで我々は生活を営ませてもらってる。


どうやらできるのは、それを忘れないことだけしかないらしい。


天災



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七夕



きょうは七夕、まだ各地で行事もあるようだ

竹に短冊くくりつけたのをかすかに思い出す
そして確か歌もあった。記憶をたぐってみる


ささの葉さらさら のきばにゆれる

お星さまきらきら きんぎんすなご♪


ごしきのたんざく わたしがかいた

お星さまきらきら そらからみてる♪


…………………………


おっと、まだちゃんと歌えるぞ

どこで教わったか、幼稚園か?
いやあ、憶えてるもんだなあ……


ただ、考えてみると歌ってただけ
意味などまったく知らなかった(笑)

高校で憶えた歴史の年表と同じ(笑)


…………………………


ということで
歌詞をあらためて読んでみる


まず「きんぎんすなご」って何だ?

調べてみる

おお!「金銀砂子」らしい


じゃあ「砂子」って何だ?

調べてみる

金銀の箔を細かい粉にしたもの
蒔絵 ・襖紙 などの装飾に用いる


そうか、あれだ!確かにきれいだ
天の川の様子をこれに例えたんだ

いやあ、なんとも素晴らしい描写
こんなにビジュアルだったとは……


…………………………


ということでいよいよ歌詞だ
何を言ってるんだろう、読む


すると

(1番)わたしが星空を下から眺めている

(2番)その星空が上からこっちを見てる


おお!なんと視点を逆転させて対置させてたか
そのことで空間をグンと広げてるではないか!


そうか、遠くて近いんだぞコズミックワールド

我々は今そこに包まれて生きてるんだからなと
だからこそ謙虚に短冊でお願いしましょうねと

どうやらそんな宇宙観を教えてくれてたらしい


すばらしい!知らなかった……
いやはや童謡って凄かったんだな!


何を今さらという感じもするが
これはなんだかおもしろそうだ

ほかの歌もどうなってるんだろう
当たってみる価値がありそうだぞ


…………………………


と思いながら帰りがけ
保育園の前から聞こえてきた


ささの葉さ~らさら~♪
のきばにゆ~れ~る~♪

お星さまき~らきら~♪
きんぎんす~な~ご~♪


黄色い声を合わせて大合唱、なんとも可愛い!

でもこんな都会では見たことないんだろうな
「お星さまきらきら、きんぎんすなご」……

山に連れてって本物を見せてやりたくなった


七夕


七夕



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2017/07/06

過程



何でもそうだがすぐにスパッと言い切る人というのは一見爽やかで、自称リーダーシップにあふれてることも多いからカッコよくみえる。しかも声がデカかったり露出が巧みだったりすると、ついつい勢いに引っ張られてどんどん人気も出てくる。が、そうこうしてるうちに気づけば実はかなり危ない人だということをすっかり忘れてしまう。


確かに社会で生きていく以上は、物事への態度というのは、誰しもひとつひとつ嫌でもどうしても決めていかざるを得ない。が、それはあくまでせいぜいとりあえずの仮説にすぎない。もともといつまでも分かるはずのないことをとりあえず分かったつもりにさせて自分をおさめていく。そうやって今を凌げていけそうな仮説を見つけ選んでは、なんとかトライ&エラーで進んでいく。人の営みなんてのはその程度だとも言えるのだ。問題はそこへ至るまでのプロセス。


…………………………


その道のりで悶々ともがく人はネチネチして嫌われる。こっちから考えてみたり今度はあっちから考えてみたりで、何につけても時間がかかるから見てるとイライラしてしまう。ただ、これは物事が本来もってる難しさというものを本当のところで分かっているからだろう。複雑な物事をまずは丸ごとそのまま受けとめることから始めようとする。だからどうしてもその間は口も重くなる。そして、哀しいかなそこが時間効率のなかでなぜかハジかれる。


これに対して、言い切りたがる人というのはその複雑さに耐えかねて、ほんの一面だけを手っとり早く切り取って自分を急いで安心させようとする。そう、見落としっ放しなのだ。そしてそういう人に限って好かれたい願望が強烈だったりもして、そんな半端な自分にすら気づかぬままに他人に大きく出がちなことしばしばだから怖い。


こう考えると、どちらが臆病なのかはもうハッキリしてくる。世間の一般的な評価とは真逆だからおもしろい。物事を多面的にまずは丸ごと受けとめようとしている人のほうが、かえって真正面で鈍くさいぶん愚直で勇気のある人だということになる。


…………………………


こういう人は、たとえ時間がかかって最後仮説をAに選んだとしても、自らB、C……を切り捨てたことを知っている。知ってるだけでなく、どうして切り捨てざるを得なかったのかの答もしっかり用意できている。そして一番大事なのは、Aを選ぶまでのやむを得なさ、切なさだとか痛みだとかまでをもよく知っている。そりゃそうだ、苦しみ抜いたからだ。


これも、ポンポン飛び跳ねて真っしぐらスピーディ軽やかな人に比べれば全体への想像力がどうにも働いてしまう人なのだろうから、あちこち見まわして「Imagine」をゆっくり噛み締めながら歌うなんてことはやっぱり決めていくうえで欠かすことのできないプロセスということになるのだろう。


それでも、こういう人はノロノロ道すがらでハヤしたてられてみたり、時には叩かれてみたり蹴飛ばされてみたりで、結果こうして悶々としたぶんだけ逞しくなって強くなっている。だから信用できる。こんな人ならたとえ立場が逆だとしてもあっぱれ認めてしまう。少なくとも同じ土俵の上にはいて、そして聞けばそのプロセスを説得力たっぷりにゆっくり話してくれるに違いないからだ。


…………………………


ウサギとカメの話を思い出す。戦後憲法のもと政治に限らず民主主義の世の中にしていくうえで思い描いた人間像というのは、「一匹の太ったウサギより、みんなで痩せてもカメになれ」たしかそういうことではなかったか。


それが最近では太ったウサギを追いかける小ウサギばかりが繁殖するようになって、一方でカメさんのほうはといえばどうやらすっかり出番をなくさせられてしまっているようだ。肩身を狭くしてどこかの離れ小島に引きこもっているらしい。


◾「単純化したい欲求 」為末大
http://tamesue.jp/blog/archives/think/20170705


過程



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2017/07/05

台風



ゆうべは台風が太平洋沖を猛スピードで駆け抜けていった。

梅雨前線が刺激されたらしく、めずらしく埼玉県も大雨に。


19時頃から3時間ほど、短い間だったが一気に70ミリ。

あちこちで道路が冠水し川もずいぶん増水しているらしい。


今年は雨が少なくて荒川水系での取水制限の話が出ていた。

その意味では今回は少しは恵みの雨になったかもしれない。


それと、沿岸部のようには暴風がなかったのは幸いだった。

それに比べれば大変な地域がある。被害が少なければいい。

いよいよ今年もまたこんな季節なのか、褌を引き締めよう。


台風



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2017/07/03

先生 (3)


(前回からつづく)


シーモア先生、音も言葉もどっちも深く沁みる、なぜだろう


…………………………


形がなくてどこまでも掴みどころがない音楽

この世で一番曖昧で奥深く謎とされているもの

その真髄に迫りながらここまでシンプルに伝えてくれた人を知らない



華々しく売り出された過去、いつも離れることのなかった従軍体験……

一体になるまで掘り下げてもがき抜けた人だけが辿り着く境地なのか


先生 (3)



独りが好きで、そしてブレることのない徹底したストイックな暮らし

音霊、言霊、伝わる本物はその果てにやっと滲み出てくるものなのか


先生 (3)



世界中から集まった若い生徒がその教えに驚いて一様に感謝している

こんな先生に出会ってたら、今とは違う人間になってたかもしれない


先生 (3)



そしてこの語録、「音楽」を別ジャンルに代えても当てはまりそうだ

すると人に教える伝わるとは一体どういうことなのかと思ってしまう


音楽も言葉も出所は同じ、そういえば伝わる人と伝わらない人がいる


先生 (3)



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2017/07/02

先生 (2)


(前回からつづく)


独り突っ張っていけると思ってみても
やっぱり先生がいるかどうかは大きい

すると、こんな先生もいた


…………………………


どうしてこんなに沁みるのか

音も深ければ言葉も深かった


いや、音も言葉も出所は同じか

厳しくも穏やかな人となり……


いや、厳しいから穏やかなのか

シーモア・バーンスタイン 89歳


映画を観てこの語録、何度も読み返している



◾映画『シーモアさんと………』公式サイト
http://www.uplink.co.jp/seymour/#index-intro

(注)邦題タイトル、ちょっと違う&あんまり
恥ずかしいので隠してしまいました(笑)


(つづく)


先生 (2)


先生 (2)


先生 (2)



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2017/07/01

先生 (1)



気づけば最近みている映画
年輩の人たちの話ばかりだ

昔が懐かしいでもないのに
なんでこうなるんだろう?


わかったのはまだまだ未熟
やはり先達にはかなわない

結局学ぶところが多いのだ
少し悔しいがしょうがない

この歳になってこれだから
最後まで続くかもしれない


…………………………


すると

予告編でイーストウッドが

お!「グラン・トリノ」だ
また見たくなってしまった


そういえばこれも老人映画


時の無常をさまよいながら
やっぱり独り偏屈に暮らす

だが出会ってしまった少年
最後はこの少年のために…


締めくくる者と始める者と


さまざま過去をもつなかで
1つだけ最後に伝えるのは…


世代、人種、抗争、平和…
確かにもう他人事でもない

イーストウッドは凄かった


…………………………


というわけで

先生がいるかどうかは大きい


ちなみに「先生」を調べると
自分より先に生まれた年長者


そういえば「グラントリノ」
いいよと勧めてくれたのは
ドラマーU、年下だった(笑)


それはそうと

今度は先月観たドキュメント
この老先生がまた凄かった!

これはまた次回あらためて


(つづく)


先生 (1)



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