2019/02/22

地変



きのう、天の動きのことでこんなことを書いた。


いやいやその当たり前が有難いのだ
どうしてか分からないが嬉しくなる


宇宙だって変わり続けてるらしいし
いつ何が起こっても不思議ではない


ただ、とりあえず知り得る限りでは
これより安定的なものはなさそうだ


とすれば、やはり最後の頼みとして
それがどんなに仮りそめだとしても
依りすがっていくしかないのだろう


いつも無常にさらされっ放しの人間
こうして不変めいたものを探すのは
せめてもの抵抗、宿命かもしれない


…………………………


すると、なんと夜になって北海道で大きな地震!
テレビやラジオで刻々と状況が伝わってきたが
交通はかなり混乱したにせよ、幸いそのほかの
被害はほとんどなかったという。


身内に電話を入れてみるが繋がらず、遅くなって
函館の兄から問題なしの電話。ただ、近所の施設
から屋外にも大音量で緊急放送が流れたことで
付近住民が一時騒然としたらしい。


道南の実家には夜が明けてから電話を入れてみた。
寝てたこともあってか揺れを感じなかったらしい。
どうやら震源からの距離だけでは量り切れない
さまざま地域差があるようだ。


あらためて「天」の動きに比べてこの「地」の動き
のほうは不安定極まりないこと思い知らされた次第。

どんなに不変を願っても来るものは来てしまうので
あれば、あとはもう変動を前提にしながらさまざま
備えておくことしかできないのだろう。


ということでまだまだ余震も心配だが、できるだけ
このまま被害が大きくならないよう祈るのみだ。


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2019/02/21

不変



きょうの日の出は 6:22とのこと
1ヶ月でもう30分早くなってる


そうか、やっぱり春は近いのか
いいぞ、なんだかウキウキする


それよりなにより
ちゃんと地球は動いてくれてた!

………当たり前か



そしてこれがその位置になる

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ちなみに去年のきょうはこれ

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おお!変わらず同じ位置だ!

夏には左へそのあと冬には右へ
あちこち振れてまた戻ってきた

………これも当たり前か


…………………………


いやいやその当たり前が有難いのだ
どうしてか分からないが嬉しくなる


宇宙だって変わり続けてるらしいし
いつ何が起こっても不思議ではない


ただ、とりあえず知り得る限りでは
これより安定的なものはなさそうだ


とすれば、やはり最後の頼みとして
それがどんなに仮りそめだとしても
依りすがっていくしかないのだろう


いつも無常にさらされっ放しの人間
こうして不変めいたものを探すのは
せめてもの抵抗、宿命かもしれない



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2019/02/20

道中



きょうはなぜか季節外れのポカポカ20℃!

そんな道端に見た或るカップルの春うらら



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「さて、行くか?」

「……………そうね」


あてのない旅が続く



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「ん?どうした?」

「…………やっぱり」


移り気な春であった



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2019/02/19

刺激



女性ピアニストの「カティア・ブニアティシブリ」、森の中で妖精のようにドビュッシーを弾く映像を見てからすっかりファンになった。その彼女がN響定期でラフマニノフを弾くらしい。さっそくチケットを買って楽しみにしていたら、それが急遽来日できなくなったという。


がっかりしながらそれでも会場に向かう。すると、代役の「アレクサンダー・ガブリリュク」、ウクライナ出身の男性30代、初めて聴く人だったがこれがえらく良かった。急ダウンした気持ちがまた急アップでジェットコースターに乗った気分。


とにかく力強くそして繊細だった。腰を浮かしてffffで叩きつける低音はガンガン荒くれジャズメンより激しいくらいなのに、決して音割れすることもなく野太くくっきり突き上げてくるからカッコいい。ppppで撫でまわす高音はほんと聴こえるか聴こえないかギリギリのところなのに、一音一音の粒だちがこれも極上の柔らかさ、それでいて不思議とクリアだ。そして身体をこれ以上ないまでに大振りに動かすが、それでもラグビー選手かのように体幹は一切ぶれず、そして指先は完全にコントロールされている。


…………………………


そして何より感心したのは、視界が自分の周囲に限らずえらく広いことだ。場面ごとに一緒に奏でるオケの演奏者のほうにそのたび顔を向けながら、タイミングにしろ抑揚にしろ一人一人と心を通わせなから弾いている。オケは自分の伴奏なのだから間に立つ指揮者にすべてまかせておくというのと違って、直接の関わりももちながらみんなで一緒に創っていこうねとでも言わんばかりのその光景に、ああそうだったよな、それが当たり前だったんだよなと音楽の本来をあらためて気づかせてもらった気がした。


クラシックはポップスやジャズと違って拍の長さが一定でない。気分で長くなったり短くなったり、つまり速くなったり遅くなったりする。さらに抑揚も星の数ほどあってえらく微妙だ。そしてそれらが人の個性によって全然まちまちだから厄介だ。それを守っておきさえすればみんな自然に合うはずさという絶対基準がないのだから、そのぶん音を合わせるにはとにかくみんなが他の一人一人の様子を見計らいながら息を合わせていくしか方法がない。それが1回2回ではなくずっとその連続なのだから余計な苦労があってほんと大変だ。


いや、余計な苦労ではなかった。音楽はもともとそういう相対なのだから、誰もが避けられないつまりそれが命なのだろう。まあ、一々顔を見るまでもなく場の空気で合わせられるというのもあるが、そこをなぁなぁではなく、それでもなおちゃんと目を見合って確実なコミュニケーションにまでもっていく、それというのは、やっぱり仲間との一体感を高めていくためにも大事な基本なんだろうなとあらためて思わせられた。これは仕事でもスポーツでもチームなら広く何にでも言えそうだが、デリケートな音楽はとりわけそうなのだろう。


…………………………


会場も、みなおそらくは飽きるほど聴いてるはずのラフマニノフ、それでも水を打ったように集中して聴いてるのが張り詰めた空気ではっきり伝わってきた。終わるや万雷の拍手、何度も呼び戻されたあと一曲ソロを弾いてくれた。同じラフマニノフのヴォーカリーズ。


遠く静かに始まって、少し経つと中音部にメロディが展開されながら盛り上がる。そしてまたppppでエンディング、最後の一音が減衰して消えてもやや暫く手を鍵盤上から離さない。演者も会場も、10秒ほどかその無音の余韻に心を空にして身を委ねた。


その時だ。ウッ、急に鼻の奥あたりがジワッと熱くなったと思ったら不覚にも涙がこぼれた。こんなことは今までなかったから、あれ?演奏だけでなくやっぱり歳をとったのか……、そしてもうひとつ、なぜだろう、よし!楽譜を買うことに決めた。今からでも遅くない挑戦してみよう、そう思ったら今度はえらくワクワクしてきた。


終演後、トイレに入りながら思ったこと。あれ?そうか、これは何かの思し召し、刺激を与えることでひょっとしてまた若返らせてくれたのかもしれないぞ、ならそれだけでも来た甲斐はあったというものだ。あとはこの高揚を、ん?そんなこともあったけ?などとすぐ忘れてしまったりしないことだよな。よし!であればここは長持ち歌でも歌いながら一過性に終わらせないようにするか……なんてことをブツブツ呟きながらキリッ!褌を締め直してみるのだった。まこと、いい音楽というのは人の生きる糧、淀みがあればそこに新鮮な酸素を送り込んでは生き生きと甦らせ、そして次なる創造意欲まで掻き立ててくれるものらしい。


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2019/02/17

人種



夜光虫も朝型に転向してもう6年
すっかりお陽さまと一緒の生活だ

そんなわけで今では夜が怖い(笑)
それでも用があればやむを得ない

ということできのうは夜の渋谷へ
数えてみたらなんともう40年ぶり


土曜日のせいもあってか凄い人出
それにネオンが眩しくてクラクラ

そして、人種のるつぼでビックリ
行ったことないけどNewYork 以上

最先端の若者にも押されまくった
ごった返す歩道は異星人だらけだ


こうなればもうおのぼりさん気分
人目憚らず写真を撮ってしまった

渋谷が尖り始めたのは70年代から
東急の街にパルコが先鞭をつけた

以来、おしゃれの発信基地らしい
自分の頃はせいぜいGパンで道玄坂


…………………………


学生時代から渋谷は縁が薄かった
新宿と池袋の間に住んでたからだ

友人もみな中央線以北だったから
どうしてもやっぱりこっちだった

八代亜紀「よるのしんじゅく~♪」
青江三奈「よるのいけぶくろ~♪」


渋谷のような緩くない街は苦手で
昔からのことだがなおさらだった

そんなわけでヘロヘロになり帰宅
テレビをつけたらアド街ック天国

すると、なんと昭和の池袋特集!
戦後からの成り立ちをやっていた


東横線、田園都市線、井の頭線、……
目黒区、世田谷区などを結ぶ渋谷と

西武線、東武線、京浜東北線、……
板橋区、練馬区、北区などを結ぶ池袋


どうみても人種が違っていそうだ
テレビ局や芸能人やらとも縁遠い

やっぱり華やかさには欠けてるが
そのぶん本音での人の匂いがする


そしてあの青江三奈の歌が流れた

どうせ気まぐれ東京の~
よるのいけぶくろ~♪


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2019/02/14

一周



梅の便りが届くようになった
西日本から始まって関東にも

同じ関東でも南の海側は早く
内陸に入るとやはり少し遅い


そして、梅は2月で桜は4月
差があることに初めは驚いた


北海道では梅は桜と同じ5月
同時が当たり前だったからだ

それが桜は1ヶ月違いなのに
梅のほうは2ヶ月以上も違う


…………………………


道すがらのこの立派な梅の木


通るたびに芽が膨らんでたが
まだ少し先かなと思っていた


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それが、今朝また見てみると


ん?枝先に何やら白いものが

もしや………近づいてみる


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おお!やっぱりだ……

そうかそうか、よく来たなぁ
寒いのに大変だったでしょ?


1年ぶりだなぁ……当たり前か
何度見ても新鮮な気分になる


あれ?そういえば……

そうかそうか、自分もだった
1つ歳をとったばかりだった


梅はこっちを見てどうだろう
新鮮な気分に……なわけないか


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2019/02/12

逆境



雪が降ってから4日が過ぎた
あの時は街も少し白くなった


うっすらかぶる程度だったが
でも犬は喜び庭駆けまわった


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寒さに強いはずのサザンカは
さすが雪は苦手だったらしい


ずいぶんと頑張ったらしいが
可哀想に力尽きて無惨な姿に


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その雪も今はすっかり消えた
チビッ子たちの歓声も消えた


なんだかシャボン玉みたいだ
生まれてすぐに壊れて消えた


北国生まれ、ここまで儚いと
ちょっと寂しかったりもする


…………………………


それでも気温はずっとひと桁
北風も冷たいから体に沁みる

やれやれと肩をすぼめて歩く
どうしたって姿勢も悪くなる


するとこんなのに出くわした


こちらと大違いで姿勢がいい
そしてポッポッ灯りが眩しい

金柑だ、小っちゃくて可愛い
そしてこんな寒いのに元気だ


調べるとこの2月が旬らしい


確かに前はまだ青かったのに
いつのまにか輝きを放ってる

よっぽど寒いのが好きなのか


…………………………


そういえば自分も2月生まれ
寒さには強いほうだったはず

ん?そうか負けてられないか
よし、背筋を伸ばしてみるか


そこに池江さんのニュース…


なんという仕打ちなのだろう
ほんとに言葉を失ってしまう

誰しもめげてしまうはずだが
それでも前向きに闘うという


この若者にしてそうなのなら
こっちも弱音ではいられない

気づけば背中が丸まっている
もっとピンと伸ばさなくては


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2019/02/11

始発



きょうは建国記念日で祝日だ


とはいってもみんな朝は早い

首をすくめ黙々と駅に集まる


仕事、帰宅、デート、受験…

それぞれさまざまなのだろう


夜明け前にポッと電車の灯り

気温は1℃、都内は雪らしい


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2019/02/10

化粧



予想されたきのうの関東の大雪
内陸はパラパラ程度で終わった


それでも気温が低かったせいか
朝起きるとまだ跡が残っていた


完全防備で氷点下のなかを歩く
見慣れた景色がいつもとは違う


少し白が添えられただけなのに
あらま綺麗になってハッとする


非日常が日常を引き出す不思議
たまに化粧してくれるのもいい


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2019/02/08

尺度



今週は寒暖の変化が激しい


19℃→8℃→8℃→17℃→7℃


人は薄着と厚着を繰り返す
一方では慌てて咲く花も…

みな右往左往するばかりだ


…………………………


北海道はそれどころでなく
きょうは記録的寒波らしい

日中でもマイナス10℃以下
内陸ではマイナス30℃以下


全国放送で盛んに伝えてる

確かに水道の凍結破裂など
そうないことだけに心配だ


それでも普段からマイナス

そこからの幅で見ていけば
東京が思うほどではないか


…………………………


その寒波、あしたは関東へ
まとまった雪になるらしい


この冬一番の寒さだという
調べると予想最高気温 3℃


うっすら積もりそうだぞと
東京はそれでもう大騒ぎだ


道産子の感覚からしてみて
ええ!?と思うがでも真剣だ


…………………………


こんなときにつくづく思う


日本列島はほんとさまざま
東西南北で環境が全然違う


その一方で体感基準も違う
地元はその基準で物を言う


みな不思議がるのはそこだ
自分の基準からヨソを見る


…………………………


物差しが一律でないことは
両方を体験してみて分かる


どっちがいい悪いでもなく
ただそれぞれがあるだけだ

であればそれぞれを見る時
その都度切り換えればいい


ただ複眼になるのはいいが
即切換えはやっぱり難しい


切換えたはずのスイッチが
元のままになっていたり…

行ったり来たりするうちに
ん?自分はどっちだっけ…
時に国籍不明になったり…


二重の尺度、その使い分け
バイリンガルも面倒らしい

言うは易しで行うは難しだ
慣れるにはまだまだらしい


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