音の細道2012 春〜東京「演劇」
懐かしい中央線沿線へ。東京へきても最近は下町ばかりだったので本当に久々。用を足してから吉祥寺まで足を伸ばしてみる。この吉祥寺、学生の頃はせいぜい荻窪どまりであまり馴染みがなかったが、20年前に国分寺のあたりで1カ月ほど勉強していた頃、都会を感じたくなるとこの吉祥寺までよく出てきた。
その賑やかさは変わらない。大型店だけでなく細い路地裏のすみずみまで元気なミセが並んでいるから街じゅうに勢いがある。何でもそろって便利だし一方で環境もいいからバランスがとれていて、住みたくなるのも頷ける。駅からすぐ近くの井の頭公園も人気スポット、平日というのに大勢の人が繰り出していた。広がる空、水、緑、ここにいるとひととき東京であることを忘れそうだ。
あの「いせや総本店」

「いせや公園口店」


「井の頭公園」

中央線でもどり高円寺で降りる。ここも駅のまわりは何本も商店街があって、若い人が多くて賑やかだ。ライブハウスも多くて何かが生まれそうな混沌としたエネルギーを感じる。
渡辺えりが高村光太郎をテーマに芝居「月にぬれた手」を書いたというので「座・高円寺」へ行く。宮澤賢治との関係、智恵子亡きあとの花巻時代、あとに続こうとした若者との関係、………光太郎の後半生の描きかたがおもしろかった。演出もよかったし、役者さんも皆うまくてそして何より熱い!狭い小屋のそれも2列目だったこともあって、目の動きから息遣いから手にとるように全部伝わってぐいぐい引っ張られた。そんな迫力を堪能しながら、やっぱりライブはいいなとあらためて実感。
渡辺えりは山形出身。最近は東北の問題にまっすぐ向き合っていて、宮澤賢治のありかたも深めて伝えようとしている。奇しくも自分も縄文のこと日本のことを勉強しているところなので共感している。宮澤賢治をテーマにした今回書き下ろしの「天使猫」は残念ながら日程が合わず観れなかった。いつかぜひ観たい。
■座・高円寺 - 「『月にぬれた手/天使猫』連続上演」の詳細情報
http://za-koenji.jp/detail/index.php?id=646









































